灰司を止めるためには、自分の存在を消すしかないのか……。次々と起きる事件に翻弄され、後藤との関係にも亀裂が生じた正義は、戸惑いを抱えながらも灰司の行方を追いつづけるが、新たな壁に阻まれてしまう。一方、後藤もまた迷いの中にいた。そんな二人を嘲笑うかのように、灰司は次の一手を繰り出し……。